相模原市議会、質問と答弁にAI 双方が使用した異例のやりとり

AI要約

相模原市議会での一般質問で、市議と市長の間で生成AIを使用したやりとりが行われた。

市議は米オープンAIの最新モデルを活用し質問し、市長はNECの生成AIを使い、自治体のモデルとして活用する意向を示した。

相模原市ではAIを活用した文案作成が初めて行われ、働き方改革の一環として注目を集めている。

 相模原市議会の一般質問で25日、共に文案づくりで生成AIを使った市議の質問と、それに対する本村賢太郎市長の答弁があった。双方が生成AIを使用したやりとりは異例。

 自民党の萩生田康治市議が米オープンAIの最新モデル「GPT―4o」を活用し質問。生成AIの功罪を指摘した上で「どのように生かし未来を切り開いていくか」と問うと、本村市長はNECによる生成AIで作成したものを基に「他の自治体のモデルとなるよう積極的にチャレンジしていく」などと答えた。

 相模原市は働き方改革の一環として、3月議会で市長答弁の文案づくりにAIを初めて使用した。