災害備え再確認、意識新た 震度5強を観測の富山・氷見

AI要約

富山県氷見市で大規模地震災害の訓練が実施され、能登地震の教訓を踏まえた対応が確認された。

訓練では、震度6弱の地震による被害想定で救助方法や避難経路が確認された。

住民は訓練を通じて備えの意識を新たにし、災害に備える準備を整えた。

 能登半島地震で震度5強を観測した富山県氷見市で24日、大規模な地震災害を想定して住民や消防団員、警察官ら約270人が対応訓練を実施した。能登地震の教訓を踏まえ、被害把握や救助の方法などを確認。参加者は備えの意識を新たにしていた。

 氷見市の山あいにある仏生寺地区で、震度6弱の地震により土砂崩れや家屋の倒壊が発生し、住民が巻き込まれたと想定。ドローンを使った捜索、チェーンソーでの障害物撤去のほか、県警のヘリコプターで取り残された被災者役の警察官をつり上げる訓練を行った。

 住民はその様子を見て救助までのイメージをつかみ、避難所までの経路も確かめた。