「ウイルス感染で電子マネー必要」と男性…コンビニ店長、コーヒーを手渡し警察到着まで引き留める

AI要約

鳥取県智頭町でパソコン修理の名目で電子マネー詐欺を防いだ谷口直樹さんに感謝状

谷口さんは男性が詐欺目的で電子マネーを要求した際に警察を呼び、20分間コーヒーを差し出して詐欺を阻止

谷口さんは同様の手口による詐欺被害を防いだのは4回目で、今後も困っている人を助ける決意

 パソコンの修理名目で電子マネーをだまし取る詐欺被害を防いだとして、鳥取県智頭町の智頭地区防犯協議会と県警智頭署は18日、ローソン鳥取河原町店店長の谷口直樹さん(47)に感謝状を贈った。

 谷口さんは4月19日、来店した60歳代の男性が「4万円分の電子マネー」と書いたメモを手にしていたのに気づき、用途を尋ねた。男性が「ウイルスに感染したパソコンを直すのに電子マネーが必要」と答えたので、詐欺ではと思い、110番。署員が到着するまでの約20分間、コーヒーを手渡して話しかけ、男性を引き留めた。

 谷口さんが同様の手口による詐欺被害を防いだのは4回目といい、鳥取市で感謝状を受け取り、「これからも目の前に困っている人がいたら力になりたい」と話した。

 また、同防犯協議会は、約20年にわたり、子どもの見守り活動を続ける放課後児童支援員の森本早由里さん(62)に表彰状を贈った。