午前1時、歩くのも困難な様子が気になり引き返した警備員…「家に帰れない」86歳女性を保護

AI要約

行方市の警備員が高齢女性を保護し、感謝状を受け取った。

女性は夜中に道に迷い、原目さんに助けを求めた。

原目さんは今後も他人を助ける姿勢を示している。

 道に迷った高齢女性を保護したとして、茨城県警行方署は10日、行方市の警備員、原目星弥さん(26)に感謝状を贈った。

 原目さんは5月21日午前1時10分頃、夜勤中に潮来市内の事務所へ向かうため、同市大洲の県道を車で走行していた際、歩道に高齢女性(86)の姿を見つけた。つえをつき歩くのも困難な様子だったことから引き返し、「大丈夫ですか」と声をかけると、「家に帰れない」と助けを求められた。女性はひどく汗をかいていたという。

 原目さんはすぐに110番。警察官が到着するまでの約20分間、女性を見守った。女性は無事に市内の家族に引き渡されたという。

 川崎正明署長から感謝の言葉をかけられた原目さんは、「『あのとき声をかければ良かった』と後悔したくなかった。これからも困っている人を助けたい」と話していた。