ペッパー“警部” だまされんちゃ! 富山県警、人型ロボで詐欺防止

AI要約

特殊詐欺被害が増加している富山県警が、ソフトバンクグループと連携し、人型ロボット「ペッパー」を活用した啓発活動を行っている。

ペッパーはオリジナル楽曲「だまされんちゃ!」に合わせて軽妙な踊りや歌を披露し、市民に特殊詐欺の手口を学んでもらう取り組みを行っている。

ペッパーは啓発メッセージも話すことができ、富山を発信源として全国に広がりつつあるこのユニークな取り組みは、高岡署でも被害防止教室で活用される予定だ。

ペッパー“警部” だまされんちゃ! 富山県警、人型ロボで詐欺防止

 富山県警は、増加する特殊詐欺被害を食い止めようと、ソフトバンクグループと連携し、人型ロボット「ペッパー」を使った啓発活動に取り組んでいる。県警が考えたオリジナル楽曲「だまされんちゃ!」に合わせ、軽妙な踊りや歌を披露するようプログラムしてあり、親しみながら市民に手口を学んでもらう。

 富山南署は昨年6月、警察官の制服を身に着け、歌とダンスで特殊詐欺被害防止を呼びかけるペッパーを「安全安心見守り大使」に任命し、地域の防犯教室やイベントで活用してきた。今月14日には北陸銀行富山南中央支店で使った。ソフトバンクグループは13日から、全国のペッパーに同じプログラムを配信し、富山発のユニークな取り組みが全国に広がっている。

 20日には高岡署が高岡市内で開く被害防止教室でペッパーを使う。参加者は「だまされんちゃ!」の曲に合わせて一緒に体を動かし詐欺の手口を学ぶ。

 ペッパーは7種類の啓発メッセージも話せるようにプログラムされている。「SNSで有名人や著名人をかたった投資話は詐欺です」などと音声で注意を促す。