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藤井聡太八冠(21)が王手をかけた「永世称号」って何? 「負けたら七冠に転落」の大一番「叡王戦第5局」にも注目
藤井聡太八冠が将棋の「棋聖戦五番勝負第2局」で勝利し、最年少での「永世称号」獲得に王手をかけている。
藤井八冠について、地元の人々からも支持を得ていると小島よしおさんは述べている。
「永世称号」は引退後に名乗れる特別な肩書きで、各棋士に条件があり、藤井八冠は「通算5期」を達成すると獲得可能。
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(若狭敬一キャスター)
6月17日に、新潟市で行われた将棋の「棋聖戦五番勝負第2局」で勝利し、史上最年少での「永世称号」獲得に王手をかけた、愛知県瀬戸市出身の藤井聡太八冠(21)。
18日のゲスト、小島よしおさんは藤井八冠をどのようにご覧になっているんでしょうか?
(お笑い芸人 小島よしおさん)
本当にすごくて、あの若さでコメントとかも人格者というか。知り合いに瀬戸市の人もいるんですけれど、地元の盛り上げにも貢献しているというのが嬉しいなと思います。
(若狭キャスター)
藤井八冠は17日も勝利して、史上最年少での「永世称号」に王手をかけたということなんですが、この「永世称号」とは何なのか、改めてご紹介いたしましょう。
(山内彩加アナウンサー)
「永世称号」というのは、タイトルを何度も獲得した棋士だけに許される特別な肩書きで、基本的には引退後に名乗ることができます。
細かくタイトルごとに条件がありまして「永世竜王」を獲得するには「連続5期」か「通算7期」。
(若狭キャスター)
期、というのは簡単に言うと回数のことで、つまり連続で5回竜王のタイトルを獲る。
基本は年に1回タイトル戦がありますので5年連続竜王になるか、通算で7回タイトルを獲るか。
考えただけでも厳しい条件ですが、この条件を満たすと、やっと「永世称号」が与えられ、名乗ることができるんですね。
(小島さん)
野球の「名球会」みたいな感じですか。本当にレジェンドたちの集まりのような。
(若狭キャスター)
そうなんですよ。
「永世名人」は条件が違いまして「通算5期」となります。
「永世王位」は「連続5期」か「通算10期」。
「永世叡王」は「通算5期」。
そして王座だけは永世王座ではなく「名誉王座」という名前になっていて、「連続5期」か「通算10期」。
「永世棋王」は「連続5期」。
「永世王将」は「通算10期」。
「永世棋聖」は「通算5期」となっています。
17日に、藤井八冠は「棋聖戦五番勝負」で2勝目を挙げて、あと1勝すると「通算5期」となるんですね。