富士山5合目でゲートの設置工事始まる 運用開始は7月1日午前0時

AI要約

山梨県は今夏から富士山で通行規制を導入し、吉田ルートの5合目でゲート設置工事を始めた。ゲートは高さ1.8メートルで山開きの7月1日から運用され、夜間の混雑や弾丸登山を防ぐため閉鎖される。

ゲート手前の料金所で通行料2千円の支払いや宿泊証明の確認を受け、リストバンドを受け取る。山小屋宿泊者は通行に制限はないが、一般登山者は混雑時に閉鎖される可能性がある。

県は19日に模擬訓練を行い、登山者に料金所からゲート通過までの流れを確認させる。富士山での登山がより安全かつ円滑に行われるよう対策が進められている。

富士山5合目でゲートの設置工事始まる 運用開始は7月1日午前0時

 今夏から富士山で通行規制を導入する山梨県は13日、吉田ルートの5合目でゲートの設置工事を始めた。完成は17日を予定し、山開きの7月1日午前0時から運用される。

 ゲートは高さ1・8メートル、全長8メートルで山道をふさぐように建てられる。午後4時~午前3時は、夜間の混雑や弾丸登山を防ぐため閉鎖される。閉鎖は1日の通行が4千人に達した時点で前倒しされる。警備員が24時間態勢で配置され、山小屋宿泊者は時間帯や人数制限に関係なく通行できる。

 登山者は、ゲート手前の料金所で通行料2千円の支払いや宿泊証明の確認を受け、ゲートの通行証となるリストバンドを受け取る。県は19日、料金所からゲート通過までの流れを確かめる模擬訓練をする。(池田拓哉)