サイバー攻撃で停止のニコニコ「システム全体を再構築」番組は16日まで中止・延期か

AI要約

ニコニコがサイバー攻撃により動画配信サービス停止。再構築作業で番組中止の見込み。

謝罪と復旧作業の進捗報告。ユーザーからの疑問にも誠実な対応を予定。

10~16日の番組が中止または延期予定。KADOKAWAグループもサイバー攻撃の可能性を指摘。

 「サイバー攻撃」により8日早朝から動画、配信サービスが停止しているニコニコは10日夜、「システム全体を再構築」するなどの対応をしていることを発表した。16日までの配信予定の番組が中止または延期となる見込みであることも公表された。

 ニコニコは「現在、大規模なサイバー攻撃の影響により、6月8日早朝からニコニコをご利用いただけない状態が続いております。ご不便をおかけしており、心からお詫び申し上げます」と謝罪。「6月10日18時現在、被害状況の全容を把握するための調査と並行して、サイバー攻撃の影響を受けずにニコニコのシステム全体を再構築をするための対応を進めています」と報告した。

 利用者から「サービス停止期間中のプレミアム会員費・有料チャンネル会員費は請求されるのか」「生放送のタイムシフト期限はどうなるのか」などの問い合わせが来ていることも説明。「現時点では影響の調査を行っている段階のためお答えすることはできませんが、誠実に対応させていただきますので続報をお待ちください」とした。今週中に役員らによる復旧までの見込み、調査で分かった情報を説明する予定という。

 10日時点では、10~16日の番組が中止または延期となる見込みであることも公表された。

 この件では、ニコニコを運営するKADOKAWAグループも9日に、ニコニコのサービス全般、KADOKAWAオフィシャルサイト、エビテン(ebiten)などで障害が発生していることを公表し、「サイバー攻撃を受けた可能性が高い」と指摘していた。