「低学力」「周りから信頼がない」教諭が置き忘れた生徒の個人情報流出、投稿は市教委要請で削除
AI要約
札幌市立中学校の教諭が生徒の個人情報を含む資料を体育館に置き忘れる
資料の一部がＳＮＳに投稿され、市教委が削除要請
流出した画像には生徒の批評が含まれ、保護者や生徒に不安を与える
札幌市立中学校の教諭が生徒の個人情報を含む資料を体育館に置き忘れたまま放置していた問題で、資料の一部とみられる書類の画像がＳＮＳに投稿されていたことが分かった。同市教育委員会は本物の資料の画像か明らかにしていないが、ＳＮＳ事業者に対応を要請し、６日昼に投稿が削除されたことを確認した。
市教委によると、教諭は４月上旬、体育館で行われた行事に出席した際、生徒約２７０人分の家庭環境などが書かれた資料を置き忘れたが、管理職への報告を怠っていた。資料を見た生徒が保護者に伝え、１週間後に問題が発覚。資料は体育館内で見つかった。
流出した画像は資料をスマートフォンで撮影したものとみられ、生徒を「頑張り屋」や「だらしない」と評したり、「低学力」や「周りから信頼がない」と指摘したりしていることが分かるようになっている。ＳＮＳへの投稿は５日午後だったという。
市教委は「保護者や生徒に不安を与えたことをおわびする」としているが、保護者説明会などを開催する予定はないという。
