中学生の個人情報、Xに流出か 教諭がファイル置き忘れ、生徒が撮影

AI要約

札幌市立あいの里東中学校の女性教諭が生徒の個人情報を体育館に置き忘れ、十数人の生徒が閲覧していた問題で、個人情報がツイッターに流出した可能性があることが判明した。

投稿には、個人情報を含んだ画像3枚が添付されており、内容にはLGBTQやADHDなどの記載があり、市教委は生徒のプライバシーを守るため真偽についての回答を控えている。

市教委は個人情報を撮影した生徒がいたことを認めたが、画像は削除され、流出は確認されていなかった。ファイルには学級編成に関する資料十数ページが含まれていた。

中学生の個人情報、Xに流出か 教諭がファイル置き忘れ、生徒が撮影

 札幌市立あいの里東中学校の女性教諭が生徒の個人情報の入ったファイルを体育館に置き忘れ、十数人の生徒が閲覧していた問題で、生徒の個人情報がX(ツイッター)に流出した可能性のあることが6日、判明した。市教育委員会は5日夜、「生徒や保護者に不安を与える投稿内容」として、道警に相談した上で、投稿を削除するよう事業者に求めている。

 投稿には、個人情報を写したとみられる画像3枚が添付されており、個人名が伏せられているものの、「LGBTQかも?」「不潔な面あり」「ADHD(注意欠陥多動性障害)的な面あり」などという記載が読み取れる状態になっている。これらの内容について、市教委は「生徒のプライバシーを守る観点から、投稿内容の真偽については回答を控える」と話している。

 市教委は先月24日の記者会見で、一部生徒が個人情報をスマートフォンで撮影していたことを明かす一方、「写真は削除してもらい、学外やインターネットへの流出は確認されていない」と説明していた。ファイルには、1年生267人の学級編成に関係する資料十数ページが一緒にとじられていた。【高山純二】