有明海の干潟で「ガタリンピック」豪快に泥しぶき…「人間むつごろう」など9競技に声援

AI要約

佐賀県鹿島市で開催された「鹿島ガタリンピック」には19か国・地域から約1300人が参加し、泥だらけの競技を楽しんだ。

実行委員会主催のイベントでは、「人間むつごろう」や押し相撲など計9競技が行われ、2万7000人の観衆が熱狂した。

参加者は泥にまみれながら楽しい体験をし、来年も参加したいと笑顔を見せている。

 干潟を舞台にユニークな競技を行う「鹿島ガタリンピック」が2日、佐賀県鹿島市の有明海沿岸で開かれた。イベントが始まってから40年目となる今回は19か国・地域の計約1300人が出場し、泥だらけになって楽しんだ。

 地元の青年会議所などでつくる実行委員会が主催。板に乗り、有明海に生息するムツゴロウのように進む「人間むつごろう」や、男性の部が新設された押し相撲など計9競技が行われた。約2万7000人の観衆が、泥に手足を取られてもがいたり、豪快に泥しぶきを上げたりする出場者に声援を送った。

 クレーンにつり下げたロープから干潟に飛び込む「ガターザン」に挑戦した富山市の会社員(38)は「飛び込むのは怖かったけど、泥が気持ちよくて楽しかった。ここでしかできない体験で、来年以降も参加したい」と笑顔を見せた。