米中古住宅仮契約指数、4月は3年ぶりの大幅低下 金利上昇が重し

AI要約

全米リアルター協会が発表した4月の中古住宅販売仮契約指数が大幅に低下し、住宅ローン金利の上昇が影響を与えていることが示唆された。

市場に出回る住宅在庫が増える一方で、金利の上昇によって住宅購入意欲が減退している状況が報告された。

ただ、FRBの利下げを受けて年後半に住宅購入のしやすさが改善する見通しであり、供給増とともに状況は改善する可能性がある。

米中古住宅仮契約指数、4月は3年ぶりの大幅低下 金利上昇が重し

[30日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が30日発表した4月の中古住宅販売仮契約指数は前月比7.7%低下の72.3と、2021年2月以来約3年ぶりの大幅低下となった。3月は78.3だった。住宅ローン金利の上昇が住宅市場の重しとなっていることが示唆された。

NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「市場に出回る住宅在庫は増えているにもかかわらず、4月に金利が上昇した影響で住宅購入意欲が減退した」と指摘。「ただ、連邦準備制理事会(FRB)が年後半に実施するとみられる利下げにより、住宅購入のしやすさが改善し、供給増とともに状況は改善するはずだ」と述べた。