【ダメ行動が一発でわかる】家で失敗する人がやってしまう1つの悪習慣

AI要約

住宅購入における失敗の原因やその解決法について解説。

人の意見だけに頼らず、自分の軸を持つことの重要性。

自分に合った正解を見つけて、満足できる住宅購入を実現するためのアドバイス。

【ダメ行動が一発でわかる】家で失敗する人がやってしまう1つの悪習慣

 近年、日本には不動産バブルが到来している。加えてマイナス金利の解除も決定し、「家を買おうと思っていたけど、今はタイミングじゃないのでは?」と不安に感じている人も多いのではないだろうか。そんな住宅購入を不安に感じる人の悩みを解決するために『住宅購入の思考法』が発刊された。本記事では、著者の江口亮介氏による住宅購入に関するオリジナルコンテンツを配信する。

● 家で失敗する人がやってしまう1つの悪習慣

 住宅購入は大きな決断です。マンションであれ、戸建てであれ、新築であれ、中古であれ、それは変わりません。

 そんな住宅購入ですが、多くの人が満足できる一方で、挫折や失敗をしてしまう人もいます。その失敗とは、「自分に合った家を選べなかった」というものもあれば、「そもそもいい家が見つからなくて購入を諦めてしまった」というものもあります。

 どちらにしても時間やお金などのコストをかけて人生を豊かにしようとする行動がこういった結果に終わってしまうのは残念でなりません。

 では、住宅購入で失敗してしまう人たちはなにがいけないんでしょうか。

 結論からお伝えすると、住宅購入で失敗してしまう人は「正解を他人に求めてしまう傾向」があります。どういうことか見ていきましょう。

 慎重に行動することが求められる住宅購入において、人の意見を聞くことは非常に大事です。私もはじめて住宅を購入したときは、職場の先輩や上司に意見を聞きました。それ自体は悪いことではありません。

 ただ、そこに「自分の軸」がないと、自分に合わない選択肢を選ぶことになってしまいます。

● 目指すは「自分だけの正解」

 たとえば、近年話題性の高い「タワーマンション」を例に考えてみましょう。

 タワーマンションは新築・中古にかかわらず人気物件は多いです。実際にタワマンを選んで幸せに暮らしている人はたくさんいます。しかし、人によっては「タワマンはリスク!」という人も当然います。

 このように、住宅の選択は人によって意見がかなり割れます。なぜなら、人によって正解が変わるからです。たとえば、「3人家族で駅前の便利なところに住みたい」という人にとってタワマンはいい選択肢ですが、家族で広い家に住みたいという人にとっては戸建てのほうが魅力的でしょう。

 物件選び以前の「賃貸or持ち家」も同じです。家がほしくて企業勤めなら買えばいいですし、会社の家賃補助が手厚いなどの人は賃貸でもいいでしょう。

 このように、正解は自分のなかにしかないのにもかかわらず、まわりの人に正解を聞いてしまうと失敗をしてしまうのです。「持ち家一択!」も「賃貸一択!」もその人にとっての正解であって、それがあなたの正解かどうかはわかりません。

 ですから、大事なのは、「自分の価値観」「ライフプラン」「資金計画」などから論理的に考えていくことです。そして、ある程度方針が決まった段階で人の意見を聞きながら情報を集めていくのがいい進め方でしょう。

 なんとなくで「家がほしいんだけど」と情報に触れてもかえって混乱するだけです。

 加えて、人に流されて買った家は、購入後も「本当にこれでよかったんだっけ?」となりがちです。そうではなく、購入後に「この選択をしてよかった!」と思えるように自分を起点にして考えるようにしましょう。

 不動産に関する情報が豊富に手に入る便利な時代だからこそ、その情報とどう付き合っていくかという「リテラシー」が試されています。

 住宅購入は絶対的な正解があるわけではありません。あるのは「あなたに合った正解」だけです。自分の軸を持ちながらいい住宅購入をしてください。