〔欧州株式〕軒並み上昇=独0.44%高、仏0.46%高、英は休場(27日)

AI要約

欧州株式市場は週明けに軒並み上昇し、主要指数は0.32%から0.46%高で引けた。

ECB高官らの発言を受けて早期利下げ観測が広がり、欧州金利の低下が株価上昇を支援した。

ただし、英米市場が祝日で休場しており商いは薄かった。

 【ロンドン時事】週明け27日の欧州株式市場は軒並み上昇した。ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.44%高、フランスCAC40種指数は0.46%高、ストックス欧州600種指数は0.32%高で引けた。

 英国市場はスプリング・バンクホリデーのため休場だった。

 欧州中央銀行(ECB)高官らの発言を受けて早期利下げ観測が広がるとともに、欧州金利が低下し、株価の上昇を支援した。ただ、英米市場が祝日で休場だったため、商いは総じて薄かった。

 DAXの構成銘柄では、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループの持ち株会社ポルシェSEが2.78%高、電力大手RWEが2.55%高、製薬大手バイエルが2.32%高と買われた。一方、ドイツ取引所は0.81%安、スポーツ用品大手アディダスは0.54%安、コメルツ銀行は0.48%安だった。

 CACでは、金融大手ソシエテ・ジェネラルが2.22%高、コールセンター運営大手テレパフォーマンスが2.02%高、環境サービス大手ヴェオリア・エンバイロメントが1.99%高とけん引。半面、半導体大手STマイクロエレクトロニクスは0.69%安、電気機器大手ルグランは0.53%安、不動産投資信託のウニベイル・ロダムコ・ウエストフィールドは0.35%安で終了した。