ロシア凍結資産活用のG7計画が前進、「満足」とウクライナ財務相

AI要約

ウクライナのマルチェンコ財務相は、G7での協議に満足し、ロシアの凍結資産を活用してウクライナ支援を推進する計画が進行中であることを示唆している。

G7首脳会議での最終合意に向けた準備が行われ、ウクライナ支援が重要なテーマであることが強調されている。

G7財務相が、ウクライナの短期的な資金ニーズや復興支援に強いコミットメントを示している。

(ブルームバーグ): ロシアの凍結資産が生む利益をウクライナ支援に充てる計画について、ウクライナのマルチェンコ財務相は主要7カ国(G7)の協議状況に満足していると語った。

イタリア・ストレーザで開かれたG7財務相・中央銀行総裁会議では、ウクライナ支援に関して来月のサミット(首脳会議)での最終合意に向けた地ならしが行われた。

マルチェンコ氏は25日、G7会合への出席後に記者団に対し「進行状況に満足している」と述べ、ウクライナ支援問題にG7財務相が「懸命に取り組んでいる」様子を目の当たりにしたと説明した。

6月にイタリア南部に集まるG7首脳に提案を準備する「時間は十分にある」とし、サミットでの合意成立を期待すると続けた。

今回のG7財務相会合では、ウクライナ支援が主要テーマの一つで、ロシアの防衛調達への対処法やウクライナに対する2024年以降の重要な経済的支援の確保などが話し合われた。

共同声明によると、G7財務相は「ウクライナの緊急の短期的な資金ニーズへの支援と、長期的な復旧・復興の優先事項」に引き続き強くコミットすると表明した。

関連記事:

原題:Ukraine Satisfied on G-7 Asset Plan Progress, Finance Chief Says(抜粋)

--取材協力:Alessandra Migliaccio、William Horobin、Kamil Kowalcze、Jorge Valero、Tom Rees、藤岡徹.

(c)2024 Bloomberg L.P.