丸亀城「城泊」、2人1組126万5000円のおもてなし

AI要約

丸亀城の「城泊」の予約受付が始まり、オープニングセレモニーが行われた。

延寿閣別館は旧丸亀藩・京極家屋敷の一部を移築した建物で、寄せ棟造りの宿泊施設として整備されている。

宿泊客の受け入れは7月1日からで、料金は2人1組で126,500円(税込み)。

 今月1日から予約の受け付けが始まった丸亀城の「城泊」をPRしようと、香川県丸亀市観光協会は21日、オープニングセレモニーを、三の丸「延寿閣別館」の前で開催した。報道陣向けの内覧会も行われた。

 式典には約70人が参加した。松永恭二市長は「丸亀城は本市のシンボルで、市民の心のよりどころ。国内外の方に価値を知ってほしい」とあいさつ。市長や池田知事らがテープカットを行った。

 延寿閣別館は旧丸亀藩・京極家屋敷の一部を移築した寄せ棟造りの建物。宿泊者が利用するため、内部や周辺を整備した。10畳の寝室の外には、讃岐富士などを望める。

 15畳の主座敷には、県伝統的工芸品「讃岐桶樽(おけだる)」の技術を生かしたテーブルを設置。夕食に使用される漆器の膳は、京極家で使われていたものを再現している。ベッドスローやクッションなどにも県伝統的工芸品を使用し、香川の文化をアピールする。

 市観光協会によると、21日までに国内5組、海外2組から問い合わせがあった。うち4組は、宿泊に向けて日程などの調整を行っているという。山田哲也事務局長は「城泊の盛り上がりが地域全体に波及してほしい」と話した。

 宿泊客の受け入れは7月1日から。料金は2人1組で126万5000円(税込み)。