キーコーヒー、家庭向け主力商品20~30%値上げ…産地の天候不良や円安で
キーコーヒーは家庭用コーヒー主力商品の価格を8月1日出荷分から20~30%程度値上げすることを発表した。
天候不良やアジアでの消費量増加、円安などが値上げの要因として挙げられている。
他の企業も価格上昇に追随しており、コーヒー業界全体で価格の上昇が見られる状況となっている。
キーコーヒーは21日、家庭用コーヒーなど主力商品を8月1日出荷分から値上げすると発表した。店頭価格は20~30%程度上がる。産地の天候不良やアジアでの消費量増加に伴う輸入価格の高騰、円安などが要因という。
同社の値上げは2022年10月以来。レギュラーコーヒーやドリップコーヒーなど家庭向け商品が対象となる。
全日本コーヒー協会によると、23年の輸入コーヒー生豆の1キロあたり単価は、主要生産国のブラジルで前年比約6%増の541円だった。20年比ではほぼ2倍となっている。
価格高騰を受け、スターバックスコーヒージャパンは2月に定番商品を4~28円引き上げた。味の素AGFも4月に家庭用インスタントコーヒー25品目を値上げしている。