サカナAI「日本の課題を解決したい」米半導体大手や国内10社から約300億円調達

AI要約

AI企業「Sakana AI」が世界の半導体企業や国内メガバンクグループから300億円の出資を受け、日本の課題解決に意欲を示す

Sakana AIは10億ドル以上の評価額を持ち、日本企業からも資金調達を行い、国内外で注目を集めている

三菱UFJフィナンシャルグループなどの日本企業がSakana AIと協業し、技術活用を通じて将来的な社会貢献を目指す

世界的な半導体企業や国内メガバンクグループなどから約300億円の出資を受けたAI(人工知能)企業「Sakana AI」の幹部がANNの取材に応じ、「日本の課題を解決していきたい」と抱負を語りました。

Sakana AI 伊藤錬氏

「筆頭の投資家としてMUFGに入っていただき、MUFGに代表されるような日本の会社、日本の金融機関と大きな事業を作っていきたい」

MUFG 山本忠司常務

「業務の高度化はもちろんだが、もう一段進んだ形で未来を作っていければと。それが最終的に日本の社会貢献じゃないが、色々な課題の解決に結び付いていければ一番良いなと思う」

 Sakana AIは去年、設立されたばかりの日本発のスタートアップ企業です。

 評価額がすでに10億ドルを超え、アメリカの半導体大手「エヌビディア」から資金を調達したほか、17日には三菱UFJフィナンシャルグループなど日本企業10社とも出資契約を結びました。

 合わせて約300億円を調達するなど注目されています。

 Sakana AIの伊藤氏は、今後は日本の企業と協業して国内の課題を解決したいと抱負を述べました。

 出資する三菱UFJフィナンシャルグループはデータを多く扱う銀行業務とAIは親和性が高いとして今後、Sakana AIの持つ技術を活用していく方針を示しました。