サカナAIに集まる注目なぜ? 国内10社も出資、革新的な開発手法

AI要約

日本のサカナAIが三菱UFJフィナンシャル・グループや他の日本企業から出資を受け、米国のエヌビディアからも資金調達した。AI技術や革新的なモデル開発手法を活用し、金融業界に大きな影響をもたらす存在となっている。

サカナAIはこれまでに約300億円の資金を調達し、国内外の期待を集めている。その理由は、優れた人材と開発手法の革新性にある。

三菱UFJフィナンシャル・グループの社長も、AI戦略の高度化に期待を寄せており、サカナAIの存在感がますます注目されている。

サカナAIに集まる注目なぜ? 国内10社も出資、革新的な開発手法

 生成AI開発のスタートアップ企業、サカナAIが17日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)ら3メガバンクや第一生命などの日本企業10社から出資を受けたと発表した。米半導体大手エヌビディアからも資金調達したばかり。創業わずか1年の「ユニコーン」(評価額10億ドル超の未上場企業)が、国内外で注目を集める理由とは――。

 MUFGの亀沢宏規社長は、「(サカナAIの)高い技術力と革新的なモデル開発手法の活用により、MUFGのAI戦略がより一層高度化することを期待している」とのコメントを出した。AIやデータ活用に積極的な金融業界にとって、サカナAIは強力な助っ人になりうる。

 今回、サカナAIが日本勢から集めた資金は100億円規模とみられ、NECや富士通、KDDI、伊藤忠グループなども名を連ねる。8月にはエヌビディアのほか、米オープンAIにも出資した米ベンチャーキャピタルなどからも出資を受け、合計で約300億円を調達した。

 サカナAIが国内外の期待を集める理由は、優れた人材と開発手法の革新性にある。