米ミシガン大消費者信頼感、9月速報値は69.0に上昇 インフレ鎮静化

AI要約

米ミシガン大学が9月の消費者信頼感指数を発表し、前月から上昇したことが分かった。

期待インフレ率は低下傾向にあり、消費者の信頼感が改善していることが報告された。

消費者は大統領選挙を控え、ハリス副大統領の勝利に対する期待が高まっているが、党派間の感情の隔たりも広がっている。

米ミシガン大消費者信頼感、9月速報値は69.0に上昇 インフレ鎮静化

[ワシントン 13日 ロイター] - 米ミシガン大学が13日に発表した9月の消費者信頼感指数(速報値)は69.0と、前月の67.9から上昇した。ロイターがまとめたエコノミスト予想の68.5も上回った。

1年先の期待インフレ率は2.7%。4カ月連続で低下し、2020年12月以来の低水準となった。

5年先の期待インフレ率は3.1%と、前月の3.0%からやや上昇した。

インフレ沈静化を背景に信頼感は改善。ただ、11月5日に米大統領選挙を控え、消費者が慎重姿勢を崩していないことも分かった。

消費者調査ディレクターのジョアン・シュー氏は「共和党、民主党支持者の双方で、民主党候補ハリス副大統領の勝利を予想する人の割合が増えている」と指摘。「ハリス氏の大統領就任が経済に及ぼす影響を巡る見解が分かれていることと一致するかのように、党派間の感情の隔たりも若干広がっている」と述べた。

今回の調査は、10日に行われた共和党候補のトランプ前大統領とハリス氏の初のテレビ討論会の前に実施された。