駅チカ・1億円のタワマンを35年ローンで購入したが…「世帯年収1,200万円・40代夫婦」が震えた「言われてみれば当たり前のこと」

AI要約

多くの人の夢であるマイホームを実現するため、最近では多くの人がローンを組んで購入する傾向にある。

特に注目されるのが駅前再開発で進むタワーマンションで、利便性の高さが人気を集めている。

ただし、年収倍率や返済負担率などを考慮して購入を検討する必要がある。

年収倍率は物件価格に対する年収の割合を示し、平均で7.2倍であることが分かっている。

一方、返済負担率は収入に占める返済額の割合で、20~25%程度が適当とされている。

購入を検討する際には、適切な年収倍率と返済負担率を考慮しながら、自身の経済状況に合った選択をすることが重要である。

駅チカ・1億円のタワマンを35年ローンで購入したが…「世帯年収1,200万円・40代夫婦」が震えた「言われてみれば当たり前のこと」

多くの人の夢であるマイホーム。昨今の不動産価格の上昇を受けて、「少し無理して」で夢を実現する人が増えています。ただ長い長いローン返済、思い通りにいくかどうかは、あまりに未知数です。

昨今、日本全国、至る所で駅前再開発が進行中ですが、そこでセットで語られることの多いタワーマンション。よくあるのが、商・住一体型の複合施設というもので、行政サービスも受けられるケースも多く、「自分の住んでいるマンションだけで用事が済んでしまう」という利便性の高さで支持を受けています。

問題はその価格。もともと資産性が高いとされているタワマンは、周辺の相場よりも2~3割ほど高めといわれています。

生活の利便性に加えて、駅からも近く、通勤・通学を考えてもこれ以上のロケーションはない。ぜひ購入を検討したいが、果たして自分たちに買えるだろうか……。そういうときに目安になるのが、年収倍率と返済負担率。

年収倍率は「物件価格に対する年収の割合」。住宅金融支援機構『2023年度フラット35利用者調査』によると、新築マンションの場合は平均7.2倍。年収600万円であれば、4,320万円の新築マンションの購入を検討する、というのが平均です。

【物件種別「平均年収倍率」】

・土地付き注文住宅…7.6倍

・新築マンション…7.2倍

・注文住宅…7.0倍

・建売住宅…6.6倍

・中古マンション…5.9倍

・中古建売…5.3倍

返済負担率は「収入に占める返済額の割合」。年収で示す場合と月収で示す場合がありますが、20~25%程度が適当とされています。ちなみに前出の調査によると、2023年度の平均値は23.4%でした。

【総返済負担率の分布】

総返済負担率10%未満…4.6%

総返済負担率10~15%未満…10.3%

総返済負担率15~20%未満…17.0%

総返済負担率20~25%未満…22.0%

総返済負担率25~30%未満…26.6%

総返済負担率30%以上…19.5%

※1ヵ月当たり予定返済額を世帯月収で除した数値