ECB、10月利下げ公算小 成長見通し悪化ない限り=政策当局者

AI要約

欧州中央銀行(ECB)の政策担当者らは、経済成長見通しが大幅に悪化しない限り、10月の次回理事会で利下げが実施される公算は小さいとみている。

ECBは12日、インフレと経済成長の鈍化を受けて0.25%の追加利下げに踏み切った。ラガルド総裁は特定の金利経路を事前に約束していないと強調しました。

利下げは全会一致で決定され、次回理事会で追加利下げが行われるには大きな負のサプライズが必要との見方も示されました。

ECB、10月利下げ公算小 成長見通し悪化ない限り=政策当局者

[フランクフルト 12日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)の政策担当者らは、経済成長見通しが大幅に悪化しない限り、10月の次回理事会で利下げが実施される公算は小さいとみている。関係筋3人がロイターに明らかにした。

ECBは12日、インフレと経済成長の鈍化を受けて0.25%の追加利下げに踏み切った。ラガルド総裁は記者会見で「われわれは特定の金利経路を事前に約束しているわけではない」と強調した。

ある関係筋は、ECBが次回理事会で追加利下げに動くには、成長が大きな負のサプライズに見舞われる必要があるとの見方を示した。

関係筋の話について、ECBはコメントを控えた。

ラガルド総裁は理事会後の記者会見で、利下げは全会一致で決定したと述べた。