〔欧州株式〕まちまち=英0.15%安、独0.35%高(11日)

AI要約

欧州株式市場は11日にまちまちな動きを見せた。英FT100種平均株価指数はわずかに下落し、ドイツ株式主要40銘柄指数は上昇した。しかしフランスCAC40種指数やストックス欧州600種指数はほぼ横ばいとなった。

英株では、有害生物管理会社レントキルの株価が急落し、全体の下げを主導した。一方、ECBの理事会を前にした欧州株は大きな変動はなかった。

FTSEの構成銘柄では、レントキルやハウデン・ジョイナリー、ビストリー・グループが売られる一方、エンテインやインターメディエイト・キャピタル・グループが買われた。DAXでは、コメルツ銀行やBMW、ポルシェが上昇し、一方でバイエルやドイツ銀行が下落した。

 【ロンドン時事】11日の欧州株式市場はまちまち。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比12.04ポイント(0.15%)安の8193.94で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.35%高、フランスCAC40種指数は0.14%安、ストックス欧州600種指数は0.01%高だった。

 英株では、売り上げ最大の北米市場での落ち込みで業績悪化を報告した有害生物管理会社レントキルの株価急落が全体の下げを主導。一方、欧州株は12日の欧州中央銀行(ECB)の定例理事会を前に、大きな変動にはならなかった。

 FTSEの構成銘柄では、レントキルが20.06%の大幅安。システムキッチンメーカーのハウデン・ジョイナリーと住宅大手ビストリー・グループがともに1.83%安と売られた。一方、賭け屋大手エンテイン(4.06%高)や資産運用大手インターメディエイト・キャピタル・グループ(2.28%高)などが買われた。

 DAXでは、イタリアの金融機関による株式の一部取得を受け、コメルツ銀行が16.55%高と急伸。自動車大手BMWが3.04%高、高級車メーカーのポルシェが2.39%高と続いた。他方、製薬大手バイエルが2.19%安、ドイツ銀行が1.81%安だった。