米ゲームストップ、5―7月期は減収増益 株売り出し計画公表
米ゲームストップは第2・四半期決算で減収増益を発表し、株式売り出し計画を公表した。
売上高は前年同期比で減少し、純損益は前年同期から黒字に転換した。
ゲームストップは新たな販売形態の普及に苦戦しており、株式売り出しで調達した資金は一般事業目的に充当する。
[10日 ロイター] - ゲーム小売りの米ゲームストップが10日発表した第2・四半期(5―7月)決算は減収増益だった。同時に最大2000万株の株式売り出し計画を公表したことから、株価は時間外取引で一時10%余り急落した。
5─7月期の売上高は7億9830万ドルで、前年同期の11億6000万ドルから減少した。LSEGがまとめたアナリスト2人による予想は8億9570万ドルだった。
純損益は1480万ドル(1株当たり0.04ドル)の黒字で、前年同期の280万ドル(同0.01ドル)の赤字から黒字に転換した。同期中に販売・管理コストを16%圧縮したことが寄与した。
ゲームストップはダウンロード型販売やストリーミングサービス、電子商取引の普及で、新品や中古のビデオゲームディスクの販売という中核事業の売り上げが減少し、苦境に立たされている。
株式売り出しで調達した資金は「一般事業目的」に充当すると説明した。