「カレーライス物価」最高値更新 コメ急騰、7月は342円 帝国データ

AI要約

帝国データバンクによると、7月のカレーライスの物価は1食当たり342円で、前年比で44円上昇し、2015年以降の最高値を更新した。

カレーライスの物価は肉や野菜などの具材、ごはん、カレールー、水道光熱費から構成され、特にごはんや具材の価格が上昇した。

帝国データは、今後もカレーライスの物価が上昇し、家庭の食卓に影響を与えると予測している。

 帝国データバンクは10日、カレーライスの材料費などから独自に算出した「カレーライス物価」が、7月は1食当たり342円だったと発表した。

 前年同月比で44円上昇し、比較可能な2015年以降の最高値を4カ月連続で更新。流通量の減少によるコメ価格の急騰が響いた。

 カレーライス物価は、肉や野菜といった「カレー具材」や「ごはん(ライス)」、「カレールー」、調理時の「水道光熱費」の四つの費用から構成される。このうちライスは14円増の101円と最高値を記録。輸入牛肉の価格上昇に加え、ジャガイモなどの野菜も天候不順で高値が続き、具材は28円増だった。

 帝国データは、8月は350円を突破し、9月も最高値を更新すると見込む。家庭の食卓を代表する人気メニューにも、当面は物価高の波が押し寄せそうだ。