どうすればいい? バイクのブレーキの効きを復活させる方法とは

AI要約

バイクのブレーキフィーリングの理想と実際のギャップについて

ブレーキフィーリングを改善する方法とその重要性

ブレーキフルードの劣化やキャリパーの汚れがフィーリング低下の原因であること

どうすればいい? バイクのブレーキの効きを復活させる方法とは

 バイクのブレーキは、しっかりと効くフィーリングが理想ですが、実際にはソフトなタッチなこともあり、不安になることもあるでしょう。

 そこで、ブレーキフィーリングをカッチリさせる方法を紹介します。

 加速だけでなく、ブレーキのフィーリングもバイクを楽しむのには大切なポイントで、もちろん効かなければ危険なこともあり得ます。

 エンジンがかからず走れなくても危険はありませんが、止まれないのは事故につながる可能性大。新車の状態から次第にフィーリングはソフトタッチになっていくのが通常です。

 ではなぜブレーキフィーリングは、どんどん低下していくのでしょうか。

 さまざまな原因がありますが、まずはブレーキフルードの劣化です。一部バイクはドラムブレーキが採用されていて、この場合はワイヤー式となりますが、油圧ブレーキの場合はブレーキフルードを使用してレバーやペダルからキャリバーへと圧力を伝えて作動させています。

 ブレーキフルードは吸湿性があるので、使わなくても次第に性能が劣化して、フィーリングもソフトなものになってしまいます。そのため、ブレーキフルードの交換は効きだけでなく、フィーリング維持にも効果的。

 ブレーキフルードには規格があって、吸湿性や沸点の違いなどによってDOT3やDOT4などがラインナップされています。純正指定に合わせるのが基本で、バイクの場合はDOT4を純正指定していることがほとんど。またDOT5.1というグレードも普及してきました。

 これは低温での流動性を強化したグレードで、作動時のフィーリングアップも特性となっているため、気になる方は試してみると良いでしょう。

 ちなみにハーレーダビッドソンはDOT5を指定していますが、DOT5.1とは別のものになります。

 車輪に付いているキャリバーやドラムは、使っているうちにパッドやシューから出たダストが溜まってきます。これがブレーキの作動を阻害し、フィーリングの劣化にも影響を及ぼしてしまいます。

 車検があるバイクなら定期的にクリーニングされますが、不要な排気量だとパッドやシューを交換する際に行う程度という人も多いでしょう。