浅川ADB総裁が来年2月辞任、政府は後任に神田前財務官擁立と報道

AI要約

アジア開発銀行(ADB)の浅川雅嗣総裁が来年2月23日付で辞任する意向を表明した。

歴代総裁は日本人で、浅川総裁は2020年に就任し、2期目に入っていたが、任期は5年間。

政府は次期総裁候補に神田真人氏を推薦する方向で調整に入った。

(ブルームバーグ): アジア開発銀行(ADB)は9日、浅川雅嗣総裁が来年2月23日付で辞任する意向を表明したと発表した。

ADBの歴代総裁は日本人が務めてきており、元財務官の浅川総裁は2020年1月に就任し、21年11月から2期目に入っていた。総裁任期は5年間。

財務省は同日、ADBの発表を受けて「浅川総裁の後任候補についても、開発問題を含め国際金融の経験が豊富であり、アジア・太平洋地域の状況にも精通している最適任の人物を日本から速やかに推薦したい」とする鈴木俊一財務相の談話を発表した。

政府は次期総裁候補に前財務官で内閣官房参与の神田真人氏を擁立する方向で調整に入ったと、読売新聞が同日報じた。

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