8月末の銀行貸し出し4.2%増 全銀協

AI要約

全国110行の貸出金残高は前年同月比4.2%増の593兆3727億円で、36カ月連続のプラスとなった。

メガバンクや地方銀行などの貸出金残高の増加が見られた一方、信託銀行は減少した。

総預金から差し引いた実質預金の残高は全110行で2.3%増の935兆5016億円だった。

 全国銀行協会が6日発表した預金・貸出金速報によると、8月末の全国110行の貸出金残高は前年同月比4.2%増の593兆3727億円だった。

 円安などによる物価上昇を受けて企業の運転資金需要が根強く、36カ月連続のプラスとなった。

 内訳は、メガバンクを含む都市銀行5行が6.3%増の234兆3118億円、地方銀行が3.3%増の258兆9088億円、第二地銀が1.9%増の56兆1596億円、信託銀行は2.7%減の31兆1004億円。

 総預金から小切手や手形を差し引いた実質預金の残高は、全110行で2.3%増の935兆5016億円だった。