静かな「シュタイン」、強豪ぞろいのパリに挑む 第7回「ファッション プライズ オブ トウキョウ」受賞

AI要約

東京都と繊維ファッション産学協議会が主催するファッションコンペ「FPT」の第7回受賞者に「シュタイン」の浅川喜一郎デザイナーが選出された。2025年のパリ・ファッション・ウイーク期間中に「FPT」の支援を受け、ショー形式の発表を予定している。

授賞式で浅川デザイナーは、海外でプロジェクトを進める意欲を示し、ブランドの世界観を広げることを約束。審査員からは将来性を期待されている。

「シュタイン」は「オーラリー」と同様、海外での成功を目指すブランドとして注目を集めており、今後の展開が期待されている。

静かな「シュタイン」、強豪ぞろいのパリに挑む 第7回「ファッション プライズ オブ トウキョウ」受賞

東京都と繊維ファッション産学協議会が主催するファッションコンペ「ファッション プライズ オブトウキョウ(以下、FPT)」の第7回受賞者に「シュタイン(SSSTEIN)」の浅川喜一郎デザイナーが選出された。「シュタイン」は、2025年のパリ・ファッション・ウイーク期間中に「FPT」の支援を受け、ショー形式の発表を予定している。

「オーラリー」が開けた風穴を広げる 7日の授賞式で、浅川デザイナーは、「今後、海外でプロジェクトを本格的に進めていきたいという思いがあった中で、このような素晴らしい賞をいただけたことを本当にうれしく思う。この名誉に恥じないよう、ブランドの世界観をより一層広げていき、日本だけでなく世界中の人々に届けるため、チーム一同全力で頑張りたい」と話した。

審査員の一人である小木“POGGY”基史ファッション・キュレーターは「海外では、シンプルで上質な洋服が受け入れられにくい土壌があったが、『オーラリー』がそこに風穴を開けた。その穴をさらに広げていく役割を担っていくデザイナーであると思い、審査員全員で彼を選んだ」と話した。

浅川デザイナーは1986年、山梨県生まれ。原宿のセレクトショップ「ナイチチ」でのキャリアを経て2016年夏、神宮前に「キャロル(CAROL)」をオープン。同年秋冬、自身が手掛けるブランド「シュタイン」をスタートした。

「FPT」は、“東京を代表するインターナショナルブランド”になる可能性を持つブランドのサポートを目的に17年に設立。これまで「マメ(MAME KUROGOUCHI)」「オーラリー(AURALEE)」「ターク(TAAKK)」「CFCL」「トモコイズミ(TOMO KOIZUMI)」「M A S U」が受賞した。