化粧品大手 “タイパ” “映え”でZ世代ターゲットに新たな戦略

AI要約

大手化粧品メーカーが新店舗をオープンし、Z世代向けの斬新なサービスを展開している。

若手社員が企画した店舗では、AIがメッセージカードを作成する機械やSNS映えスペースが導入されている。

化粧品業界はコロナの影響や人口減少の中で苦境に立たされており、生き残りをかけた挑戦が始まっている。

化粧品大手 “タイパ” “映え”でZ世代ターゲットに新たな戦略

 不振が続く化粧品業界で、生き残りをかけた大手メーカーの新たな戦略を取材しました。

 8月末、東京・原宿に大手化粧品メーカーの新店舗がオープンしました。

「こちらの機械に名前を入力すると、そこから連想されるオリジナルのメッセージカードをAIが作成してくれます」(リポーター)

 ターゲットはZ世代。時間に対する効果=タイパを重視する世代が待つ時間も楽しめるよう、専門のスタッフがラッピングするギフトコーナーや、SNS“映え”にこだわった時間貸しスペースも初めて導入しました。企画にあたったのは若手社員です。

「私たちだったらこういう店やサービスがあったら入りやすいよねとか、あったら嬉しいという店を作った」(入社6年目 チョウ・イテキさん)

「買うだけだったらネットのほうが早いし、安いんでわざわざ来る必要性がないなかで、ここでしかできないこととか、家族で過ごす時間みたいなのを含めて、それが体験になってるのはいいなと」(20代の客)

 化粧品の出荷額はコロナを機に3割ほど減少し、インバウンド需要があるなかでも回復しきれていません。人口減少も進むなか、化粧品業界でも生き残りをかけた挑戦が始まっています。(ANNニュース)