金利がじわじわ上昇する時期こそ見直したい「定期預金」お得な使い方と注意点は?

AI要約

最近金利が上昇し、定期預金の使い方に大きな影響が出ている。

多くの人が実際の金利を把握せず、もったいない状況にある。

定期預金を使いこなし、金利差を生かすことが重要。

金利がじわじわ上昇する時期こそ見直したい「定期預金」お得な使い方と注意点は?

長い間、超低金利が続いていましたが、最近金利が少しずつ上がってきています。

金利が上がってくると、私たちになじみのある「定期預金」が、使い方によって大きな差が出てくる可能性大です。

今回は、「定期預金」のお得な使い方と注意点を確認しておきましょう!

「金利が上がってきているらしい」とニュースで見ることはあっても、実際、何パーセントくらいなのかをご存じでしょうか。

「東京スター銀行『マイナス金利政策解除にともなう資産形成および定期預金に関する実態調査』(2024年6月1日~6月24日、全国20~60代の男女1000人に実施)によると、「マイナス金利政策解除後、普段使っている銀行の預金金利」について、「確認していない」と答えた人が、6割以上いることがわかりました。

Q)「マイナス金利政策解除後、普段使っている銀行の預金金利を確認したか?

・「確認していない」65.9%

・「確認した」24.9%

・「預貯金はしていない」9.2%

調査実施時の2024年6月現在は、都市銀行では1年満期の定期預金が0.025%でした。ところが、「1年満期の定期預金の金利は何パーセントだと思うか」という質問では、実際の「0.025%よりも低い金利」だと答えた人と、「わからない」と答えた人をあわせて、85.1%もいました。

じわじわ金利が上がってきていると感じていたとしても、実際の金利が何パーセントくらいか、多くの人が確認していないようです。

そのため、イメージしているよりも、実際の金利が高くなってきているのに、預貯金が普通預金のままだったり、低めの金利の定期預金に預けたままだったりしては、もったいないですよね。

ぜひこれを機に、チェックしてみてください。

2024年8月25日現在、都市銀行の1年満期の定期預金金利は0.025~0.125%ほどです。

他のネット銀行や地方銀行のインターネット支店などでは、もう少し高い金利を設定しているところもあります。その一例を紹介します(以下は、100万円預け入れの場合。諸条件がある場合もあるため詳細はHP等でご確認ください)。※以下は9月2日現在の情報です。

●東京スターワン銀行 スターワン口座

1年満期:0.55%

※新規口座開設優遇プラン、インターネット限定

●静岡銀行 インターネット支店

「ウェルカム定期預金」

1年定期:0.50%

※インターネット支店新規口座開設者限定

●徳島大正銀行 とくぎんネット支店

「スーパーとくとく定期預金」

1年定期:0.45%

もし現在、金利0.02%の都市銀行の普通預金に100万円を預けていて、それを金利0.55%の定期預金に預けかえれば、1年あたりの利息(税引前)は、200円から、5500円にアップします。

金利が上がってくると、この差はどんどん大きくなるはずですので、ぜひ定期預金を上手に利用していきたいですね。