ドラッグストア7月、健康食品販売2%減 3ヵ月ぶりマイナス

AI要約

経済産業省による7月の商業動態統計速報によると、ドラッグストアでの健康食品販売額が3ヵ月ぶりに2%減少した。

食品カテゴリーは好調で、販売額は6.7%増加し、ビューティケアカテゴリーも10.4%増加した。

健康食品の販売額は2.0%減少したが、小林製薬の紅麹問題の影響が一因とされている。

 経済産業省がまとめた7月の商業動態統計速報で、ドラッグストアでの健康食品販売額は2%減で、3ヵ月ぶりの減少となった。

 7月のDgS販売額は7790億円で、前年同月比4.5%増となり、39ヵ月連続のプラス。店舗数は1万9410店舗で同3.5%増となった。

 カテゴリー別では、引き続き「食品」が好調。販売額は2526億円で同6.7%増となった。次に寄与度が大きかったのが「ビューティケア(化粧品・小物)」。月額過去最高額を更新した6月をさらに上回り、1101億円で同10.4%増となった。経産省のサービス動態統計室によると、スキンケアやメイク用品で動きがあったとしている。

 青汁やダイエット食品など「健康食品」は255億円で同2.0%減。同統計室によれば、サプリメントやダイエット食品が低調との声があったとしている。DgSの健康食品販売額は、小林製薬の紅麹問題の影響で、4月は28ヵ月ぶりのマイナスになった。5~6月は微増と持ち直していたが、7月は再び前年同月割れとなった。