紅麹サプリ巡り小林製薬に初の「損害賠償請求」 サプリで腎障害発症と診断の男性「被害発表早ければ購入しなかった」

AI要約

大阪府内の男性が紅麹サプリを摂取後に腎障害を発症し、小林製薬に損害賠償を求め提訴した。

男性はサプリを摂取した後、腎臓の数値が異常を示し、薬剤性急性腎障害と診断された。

男性は500万円の損害賠償を求め、小林製薬の対応に不満を感じている。

紅麹サプリ巡り小林製薬に初の「損害賠償請求」 サプリで腎障害発症と診断の男性「被害発表早ければ購入しなかった」

紅麹サプリを摂取していた大阪府内の男性がサプリの摂取で腎障害を発症したとして、小林製薬に損害賠償を求めて提訴した。

大阪府内に住む40代の男性はことし1月、小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」を6つ注文し、摂取し始めた。

その後、サプリを摂取した人に健康被害が相次いでいることを知り、5月に病院で血液検査を受けると、数カ月前の健康診断では異常がなかった腎臓の数値が異常を示していた。

男性は、サプリ摂取による薬剤性急性腎障害などと診断されたという。

男性は、紅麹サプリには製造物責任法上の欠陥があったとして小林製薬に対しておよそ500万円の損害賠償を求めて、ことし7月に大阪地裁に提訴した。

 男性は「被害の発表が早ければ購入しなかった」と話し、小林製薬の対応が遅れたことに大きな憤りを感じているという。

小林製薬によると、紅麹サプリをめぐる損害賠償請求は初めてだということで、「訴訟の提起を問わず、誠実かつ適切な補償を行ってまいります」とコメントしている。