経団連「公正な審査を期待」 日鉄のUSスチール買収めぐりコメント

AI要約

経団連は日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画に関心を示し、適正な手続きと公正な審査を期待している。

バイデン米大統領が買収計画を「阻止」する意向を示し、国家安全保障上の懸念を理由に政治介入が現実味を帯びている。

日本の経済界は、米国における投資環境への懸念を表明している。

経団連「公正な審査を期待」 日鉄のUSスチール買収めぐりコメント

 経団連は6日、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチールの買収計画について、「日本企業、とりわけ米国への投資を考える企業にとって極めて関心が高く、法令に基づき適正に手続きが進められ、公正に審査されることを期待する」とのコメントを発表した。

 買収計画をめぐっては、バイデン米大統領が近く正式に「阻止」を表明する見通し。外資企業による米企業の買収案を審査する対米外国投資委員会(CFIUS)が示す「国家安全保障上の懸念」を理由にするとみられる。買収計画への「政治介入」が現実味を帯びていることを受け、日本の経済界として懸念を表明した形だ。