〔東京株式〕続落=米景気懸念くすぶる(6日前場)☆差替

AI要約

日経平均株価とTOPIXは続落し、値がさ半導体株などで自律反発狙いの買いが先行したが、米国の景気減速懸念が影響して買いの勢いは続かなかった。

出来高は8億2873万株で、58%の銘柄が値下がりし、38%が値上がりした。業種別株価指数では電気機器、機械、鉄鋼、非鉄金属が下落した。

スタンダードTOP20は反落し、8月分の雇用統計発表を控える中、警戒感が強い状況。日経平均株価は値を消し、米経済の動向が重要なポイントとされている。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比89円04銭安の3万6568円05銭、東証株価指数(TOPIX)は15.45ポイント安の2605.31と、ともに続落した。値がさ半導体株などで自律反発狙いの買いが先行したが、米国の景気減速懸念がくすぶる中、買いの勢いは続かなかった。

 58%の銘柄が値下がりし、38%が値上がりした。出来高は8億2873万株、売買代金は1兆9115億円。

 業種別株価指数(33業種)は電気機器、機械、鉄鋼、非鉄金属などが下落した。上昇は電気・ガス業、精密機器など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は反落。出来高2億1253万株。

 【グロース】グロース250とグロースCoreは下落。

 (10時12分)日経平均株価は値を消した。8月初旬には米雇用統計が下振れして米株が急落しており、きょうの引け後に8月分の雇用統計発表を控える中、「警戒感が強い」(大手証券)とされる。業種別株価指数は鉄鋼や機械などが弱めだ。「米経済がメインシナリオ通りにソフトランディング(軟着陸)できるかが、当面の株価の方向を占う上でのポイントの一つ」(同)という。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比157円91銭高の3万6815円00銭と上昇して始まった。前日までの大幅下落による値頃感などから値がさ株の一角で買いが先行している。