〔東京株式〕弱含み=TOPIXは堅調(3日後場中盤)

AI要約

値がさ株の一角が売られ、日経平均株価は弱含み。米ISM製造業景況指数発表に警戒感が広がるが、一段安に売り込む理由はない。金融株の上昇でTOPIXはプラス圏を維持。

後場寄りで日経平均株価は小幅安。値がさの半導体関連株に利益確定売りが出ている。

金融株の上昇などにより幅広い銘柄に買いが入り、日経平均株価は小幅高で前引け。出来高は多く、業種別株価指数では銀行業や保険業が上昇。

 (13時45分)値がさ株の一角が売られ、日経平均株価は弱含み。市場関係者は「今晩発表の米ISM製造業景況指数への警戒感が出ている。だが、一段安に売り込む理由もない」(邦銀)という。東証株価指数(TOPIX)は金融株の上昇を受けてプラス圏を推移している。

 (後場寄り)後場の日経平均株価の始値は前日比44円12銭安の3万8656円75銭と小幅安。値がさの半導体関連株に利益確定売りがでている。

 (前引け)【プライム】金利上昇を受けて金融株が上昇するなど幅広い銘柄に買いが入り、日経平均株価の午前の終値は前日比86円93銭高の3万8787円80銭と小幅高。東証株価指数(TOPIX)は、16.75ポイント高の2732.74。

 81%の銘柄が値上がりし、値下がりは17%。出来高は7億6631万株。売買代金は1兆6352億円。

 業種別株価指数(33業種)は、銀行業、保険業、輸送用機器などが上昇。下落は精密機器、海運業、機械など。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は上昇。出来高は2億2092万株。

 【グロース】グロースCoreは下落。グロース250は堅調だった。

 (10時15分)日経平均株価は上げ幅を拡大している。プライム市場では8割程度の銘柄が上昇するなど幅広い銘柄に買いが入っている。しかし市場関係者は「今晩の米ISM製造業景況指数など重要統計の発表を控え、積極的に買い上がる動きにはなりにくい」(大手証券)とみており、上げ幅は限定的だ。

 (寄り付き)為替が前日と比べて円安に振れたことを好感し、買いが先行している。日経平均の始値は前日比44円89銭高の3万8745円76銭。