中国30年債利回り、一時過去最低の2.29% 緩和期待高まる

AI要約

中国金融債券市場で追加緩和への期待が高まり、30年物国債利回りが過去最低の2.29%まで低下。

低迷する不動産市場を支えるため、当局が住宅ローン金利引き下げ検討中。

中国人民銀行高官の発言や緩和期待から30債先物は過去最高を記録。

中国30年債利回り、一時過去最低の2.29% 緩和期待高まる

[上海 5日 ロイター] - 5日の中国金融債券市場で追加緩和への期待が高まり、30年物国債利回りが一時、過去最低の2.29%まで低下した。

低迷する不動産市場を支えるため、当局が既存の住宅ローンの金利引き下げを検討しているとの報道が材料視された。

中国人民銀行(中央銀行)高官が銀行の預金準備率を引き下げる余地がまだあると発言したため、緩和期待がさらに高まった。

30債先物は0.5%上昇し、過去最高を記録した。

人民銀の陸磊副総裁は5日の記者会見で、人民銀は引き続き支援政策を実施し、企業の資金調達コストと住民の信用コストを着実に引き下げていくと表明した。