東京証券取引所・プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…日経平均は大暴落も、米大手投資ファンド2社の“買収合戦”で株価が爆騰した銘柄の正体【昨日の株価】

AI要約

富士ソフトの株価が7.36%上昇し、米投資ファンドのTOB提案が大きな買いを呼び込んだ。

山善とバンダイナムコホールディングスもプラスの騰落率を記録し、それぞれ好材料が働いた。

一方、サンウェルズ、宮越ホールディングス、KOKUSAI ELECTRICは大きく株価が下落し、実績や報道問題が悪影響を及ぼした。

東京証券取引所・プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…日経平均は大暴落も、米大手投資ファンド2社の“買収合戦”で株価が爆騰した銘柄の正体【昨日の株価】

東証プライム市場に上場している個別株式について、2024年9月4日(水)の騰落率ランキングをお伝えします。

1位:富士ソフト〈9749〉……前日比+660円(+7.36%)/終値9,630円

【売買材料】

9月3日(火)米投資ファンドの「ベインキャピタル」が、富士ソフトに対して株式公開買い付け(TOB)による非公開化を提案したと発表。富士ソフトをめぐっては、米投資ファンドの「KKR」が1株8,800円でのTOBを実施予定。米投資ファンド同士の買収合戦によってTOB価格が吊り上がるとの思惑が大きな買いを呼び込んだ。

2位:山善〈8051〉……前日比+43円(+3.19%)/終値1,393円

【売買材料】

当日は特段個別の売買材料見当たらず。

3位:バンダイナムコホールディングス〈7832〉……前日比+96円(+3.08%)/終値3,210円

【売買材料】

9月3日(火)、SBI証券が同社の投資判断について「買い」を継続したうえで、目標株価を4,080円から4,480円に引き上げた。これが好感された模様。

1位:サンウェルズ〈9229〉……前日比-462円(-19.12%)/終値1,954円

【売買材料】

2日連続で東証プライム市場値下がり率1位。9月2日(月)、共同通信が、サンウェルズが運営するパーキンソン病専門の有料老人ホーム「PDハウス」の診療報酬の不正請求疑惑を報じた。同報道についてサンウェルズは真っ向から反論し、信用を毀損しており訴訟を含めて法的措置を検討していると表明しているが、この日も売りは止まらなかった。

2位:宮越ホールディングス〈6620〉……前日比-379円(-14.31%)/終値2,270円

【売買材料】

当日は特段個別の売買材料見当たらず。前日の米ハイテク株安を受けた影響か。

3位:KOKUSAI ELECTRIC〈6525〉……前日比-435円(-11.28%)/終値3,420円

【売買材料】

当日は特段個別の売買材料見当たらず。