米KKR、富士ソフトへのTOBを5日に前倒し 買付価格変わらず=ブルームバーグ

AI要約

米投資ファンドのKKRが富士ソフトの株式公開買い付けを急き立て、買付価格は変更なしの8800円と報じられた。

対立する米ベインキャピタルも法的拘束力のある買収提案を行い、KKRのTOB価格を5%上回る提示をした。

富士ソフト株は高騰し、9630円で引けた。

[東京 4日 ロイター] - ブルームバーグは4日、富士ソフトの買収を計画している米投資ファンドのKKRが株式公開買い付け(TOB)を5日に前倒して開始すると報じた。買付価格は1株8800円のまま変更ないとしている。もともと9月中旬の開始を目指していた。

富士ソフトを巡っては、米ベインキャピタルが法的拘束力ある買収提案を提出すると4日に発表していた。ベインによると、同社は富士ソフトに株式非公開化を複数回提案しており、7月26日付で提示したTOB価格はKKRの1株8800円を5%程度上回っていた。

5日の東京証券取引所で富士ソフト株は買われ、前営業日比7.36%の9630円で引けた。