全長4.2mの“小さな高級SUV” レクサス最小モデルの新型「LBX」の評判はどう? 発売から10か月 販売店やネットに寄せられる評判とは
2023年1月9日、レクサスはコンパクトなSUV「LBX」を発表。サイズを超えたハイブリッドシステムや豊富なカラーバリエーションが特徴。
関東圏と関西圏のレクサス販売店では、LBXが高級感とコンパクトさを両立しており、様々なユーザーからの問い合わせがある。
価格は460万円〜486万円で、UXや他の競合車種と比較しながら検討されている。
2023年1月9日、レクサスは高級車の概念を変える、サイズのヒエラルキーを超えたコンパクトなSUV「LBX」を発表しました。
レクサスは「本物を知る人が、素の自分に戻り気負いなく乗れるクルマ」を目指したと説明しています。
LBXのボディサイズは、全長4190mm×全幅1825mm×全高1545mm、ホイールベースが2580mm。レクサスの中では最もコンパクトなモデルですが、3ナンバーのクルマです。
エクステリア、レクサスの新たなフロントフェイスである「ユニファイドスピンドル」を採用。
そして、ボディカラーは2つのパッケージが用意されています。「Cool」ではバイトーン5色とブラックマイカの計6色、「Relax」では陰影や艶を感じる6色が設定されています。
さらに、インテリアもパッケージによりカラーバリエーションやシートの素材が異なります。
まず「Cool」では、セミアニリン本革とウルトラスエードを用いたシートに、遊び心あるステッチ。LBXのデザインコンセプト「Premium Casual」を象徴しています。カラーはブラック&ダークグレーのみです。
もう1つのパッケージ「Relax」では、シート全体にセミアニリン本革を使用して、細かな刺繍をあしらい、落ち着きと華やかさを演出しています。カラーはサドルタンとブラックの2色です。
パワートレインは1.5リッター3気筒エンジンにモーターを組み合わせるハイブリッドシステムを採用し、駆動は2WDとAWDの2種類です。
レクサスのハイブリッドシステムは「Lexus Driving Signature」といわれ、レクサス独自の技術で、快適かつ自然と笑顔になれる走りを実現しています。
発表から約10か月が経つLBXですが、販売店ではどのような意見があるのでしょうか。
関東圏のレクサス販売店担当者は次のように話します。
「発売から多くのお問い合わせをいただいております。
その中で多くいただく声として、『コンパクトさに負けずしっかり高級感がある』といった内容のものが多くあります。
2つのパッケージの用意がありますが、違いは内装やホイールのデザインの違いなので、お客さまの好みでお選びいただいています。
当店のお客さまの傾向として、最初からLBXに決めている人は多くなく、輸入車のメルセデスやアウディと悩まれていたり、トヨタ『ヤリスクロス』と悩んでいる方など多くいらっしゃいます」
ユーザーは似ている価格帯、ボディサイズでメルセデス・ベンツ「Aクラス」やアウディのスポーツタイプのクルマと悩む方が多いそうです。また、サイズ感がほぼ変わらず、同じくSUVであるヤリスクロスと悩む方もいるようです。
ですが、SUVにこだわりがある方や走行性能、デザインの質感などを比較して、最終的にLBXを選ぶようです。
次に、関西圏のレクサス販売店担当者は次のように話します。
「LBXは多くのお客さまからお問い合わせや検討をしていただいています。
レクサスの中で一番コンパクトなサイズなので、立体駐車場にクルマを止めなければいけないような、駐車場の心配がある方からも人気があります。
当店のお客さまの傾向は、指名買いも少なくないですが、サイズ感で『UX』と悩んでいる方も多くいます」
こちらの販売店では、指名買いも一定数いるようですが、一回り大きいボディサイズの「UX」と悩む方もいるとのことです。
悩むポイントとしてはボディサイズですが、日常使いをしていく中で小回りが効いてほしい方、駐車場が狭い方はLBXを選ぶようです。
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発表からしばらくたったLBXですが、コンパクトさだけではなく高級感をしっかりと持つデザインで多くの方から人気があるようです。
LBXのメーカー小売価格は、「Cool」「Relax」のどちらも460万円~486万円となっております。