京阪電鉄が大阪市から枚方に本社移転 本線の中央に位置、沿線管理しやすくする狙い

AI要約

京阪ホールディングス(HD)傘下の京阪電気鉄道は枚方市駅に本社機能を移転する。

移転先のステーションヒル枚方は大型複合ビルであり、地域の経済発展に期待されている。

新本社には経営企画や営業の部署が移り、地域活性化にも寄与する予定。

京阪電鉄が大阪市から枚方に本社移転 本線の中央に位置、沿線管理しやすくする狙い

京阪ホールディングス(HD)傘下の京阪電気鉄道は13日、本社機能を枚方(ひらかた)市駅に直結する大型複合ビル「ステーションヒル枚方」(大阪府枚方市)に移転する。同ビルは6日にオープンする商業施設「枚方モール」のほか、住宅やオフィスで構成され、地域の新たな経済発展の起爆剤として期待される。京阪電鉄には、主要路線である京阪本線の中央部分にある枚方に本社を移転することで、沿線全体の管理をしやすくする狙いがある。

京阪電鉄は、新本社に経営企画や安全推進、営業などの部署を移し、総務や広報などは引き続き京阪HDの本社がある大阪市中央区に残す。ステーションヒル枚方は3棟からなり、最も高い棟は高さ約126メートル。金融機関やメーカーなどの入居も決まっているという。

枚方市駅は京阪電鉄にとって大阪市の京橋駅、淀屋橋駅に次ぐ規模の乗降人員を持ち、近くには京阪グループが運営する遊園地「ひらかたパーク」もある重要拠点。ステーションヒル枚方は再開発の中心で、本社移転は地域活性化に寄与する思惑もある。