僕が「広島の島」の一軒家を「5万円」で購入したワケ…2か月で元が取れる「島投資」、あとは利益を生み続けるだけ
島への移住がブームになり、島の物件に注目が集まっている。
永野彰一氏が広島・江田島の物件を購入した理由とは?
物件の魅力や立地条件、島投資のビジネスチャンスについて紹介。
「首都圏や都会から島への移住がブームになっている」「テレワークが拡大して、島がワーケーションの候補地に選ばれている」といった理由から、いま「島の物件」に注目が集まっている。
そんな「島」の持つポテンシャルにいち早く気がついたのが、『一生お金に困らない島投資の始め方』を出版したばかりの永野彰一氏。本稿では彼が「島投資」の第一歩として購入した広島・江田島の物件について、なぜ投資したのか、その理由を掘り下げていこう。
江田島は倉橋島から約15Kmの距離にあり、広島名物の「カキ」の一大名産地としても知られています。
海上自衛隊の関連施設が多く、最近では、穏やかな気候を利用したオリーブの栽培も盛んだといいます。
倉橋島と江田島に向かう前に、呉市と広島市の不動産会社を訪ねて、聞き取り調査をしたのですが、「江田島は、市や商工会が中心になって、企業誘致や移住者の受け入れに積極的に取り組んでいるから、勢いがあっていいですよ」という情報を得ていました。
僕は、不動産会社に紹介された能美町というエリアにある一戸建てを査定して、販売価格100万円の家を、交渉の末に「5万円」で買うことに決めました。
物件は瓦屋根のしっかりとした日本家屋で、リノベーションをしなくても、すぐに
住める状態です。
これまで全国各地で数百軒の家を手に入れてきましたが、島投資の対象としては、初めての物件となります。
この家を購入した理由は、物件自体の魅力というよりも、立地条件が島投資の要件を十分に満たしていることです。
【要件(1)】クルマで行くことができる→国道487号線を利用
【要件(2)】便利すぎず、不便すぎない→周辺に複数のコンビニがある
【要件(3)】しっかりとした経済圏がある→広島経済圏の範囲
【要件(4)】物理的な距離感がある→呉市から一般道で1時間
【要件(5)】非日常感や隔絶感がある→呉市の西に位置する広島湾の島
こうした要件を満たしているだけでなく、江田島の現在の状況も大きな決め手となりました。
【決め手(1)】市や商工会が移住者を積極的に誘致している
【決め手(2)】移住者や移住希望者が増加傾向にある
【決め手(3)】賃貸需要が高まっているが、物件が不足している
江田島では、賃貸ニーズが高まっている一方で、物件の数が圧倒的に不足しているため、賃貸物件が出ると、すぐに入居者が決まるといわれています。
地元の相場で考えると、僕が5万円で購入した家は、月3万円の家賃であれば確実に入居が見込めますから、2カ月で元が取れて、それ以降は利益を生み続けることになります。
賃貸物件が少ないエリアというのは、家賃が「言い値」で決まる傾向が強いため、この先、さらに賃貸ニーズが高まれば、家賃を上げることも可能になるのです。
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つづく記事〈なぜ「広島の島」の一軒家を「5万円」で購入できたのか?少ない元手の「島投資」で圧倒的なビジネスチャンスを生む〉では、そもそもこの物件をなぜ5万円で購入できたのか?購入した家をどう活用していくのか?など、包み隠さずお伝えする。