「米がないですかと電話が来る」農家からも“戸惑いの声” 2024年産新米が出回り始め“米不足”解消に期待

AI要約

2024年産の新米が出回り始め、品不足が解消される可能性があるものの、値段が上昇している。

茨城県内の直売所では新米が収穫したてで販売されており、値段はスーパーより抑えられているものの、前年より高い傾向がある。

生産業者の間では、収量は良好である反面、値上げの必要性について検討が進められている。

「米がないですかと電話が来る」農家からも“戸惑いの声” 2024年産新米が出回り始め“米不足”解消に期待

コメの品薄状態が続く中、2024年産の新米が出回り始めました。

品不足の解消が期待されていますが、値段は上がっています。

茨城県内の直売所には、収穫したての新米が並びました。

卸を通さないため、スーパーなどより値段が抑えられる傾向があるものの、2023年より1割程度高いということです。

来店客は「(次の米が)足りなくなるので、巡って見に来たってところ。4軒くらい回りました。ふたつ(買いました)」と話しました。

新米の出荷を進める農家では、戸惑いの声も上がっています。

米農家:

(今年の)収量は取れている方ですね。お米ないですかと電話が来る。消費者の気持ちを考えると、あまり上がりすぎるのも困ったもんだなと思います。

こうした中、農水省は、4日午前10時から関係業者を集めて会議を開いています。

生産業者からは、コストの上昇をふまえると値上げは必要だとの意見が上がった一方、新米の育ち具合は、多くの産地で順調だとの声も聞かれました。