ヤマハ発動機が産業用機器で国内初となるグリーン鋼材「JGreeX」を採用。マスバランス方式のグリーン鋼材を表面実装機に適用

AI要約

ヤマハ発動機は、国内初となるJFEスチール製のグリーン鋼材「JGreeX」を採用した表面実装機を10月から出荷開始することを発表。

「JGreeX」は鉄鋼製造プロセスにおけるCO₂排出量を大幅に削減したグリーン鋼材であり、今後の産業用機器製品にも適用される予定。

ヤマハ発動機は2050年までにカーボンニュートラルを目指し、サプライチェーン全体の環境負荷を削減する取り組みを進めている。

ヤマハ発動機が産業用機器で国内初となるグリーン鋼材「JGreeX」を採用。マスバランス方式のグリーン鋼材を表面実装機に適用

ヤマハ発動機はこのほど、表面実装機(マウンター)の外装部品の一部にJFEスチール製のグリーン鋼材「JGreeX(ジェイグリークス)」の採用を決定し、今年10月以降に出荷される2機種から適用を開始すると発表した。産業用機器における「JGreeX」の採用は国内初だ。「JGreeX」は鉄鋼製造プロセスにおけるCO₂排出量を大幅に削減したグリーン鋼材。まずは表面実装機「YRM20」「YRM20DL」の外装部品の一部に採用

「JGreeX」を採用した表面実装機の外装カバー

「JGreeX」は、JFEスチールのCO₂排出削減技術により創出した削減量を、マスバランス方式を適用して任意の鋼材に割り当てることで、鉄鋼製造プロセスにおけるCO₂排出量を大幅に削減したグリーン鋼材。同社では、表面実装機「YRM20」「YRM20DL」の外装部品の一部に「JGreeX」を採用し、今後、産業用機器製品の領域においてもグリーン材の適用範囲を拡大していく計画だ。

同社は「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」で、2050年までに事業活動を含むサプライチェーン全体のカーボンニュートラルを目指している。その実現のため、サステナブル材への100%切り替えを目標に、グリーン材の採用やリサイクル材の拡大等を推進している。