このストロー、ライ麦でできてます! プラスチックごみ削減へ、佐賀県白石町のコーヒー店で使用
白石町福田のコーヒー店「goen(ごえん)」が、自ら育てたライ麦の茎を使ったライ麦ストローの使用を始めた。
店主の諸石紋子さん(42)が、プラスチックごみを減らそうと取り組んだ。ライ麦を育て、収穫後は天日乾燥して煮沸消毒し、ストローに加工。
自然を感じさせるライ麦ストローは使用後にコーヒー豆のかすと一緒に回収され、たい肥になって環境に優しいサイクルを実現。
白石町福田のコーヒー店「goen(ごえん)」が、自ら育てたライ麦の茎を使ったライ麦ストローの使用を始めた。
店主の諸石紋子さん(42)が、プラスチックごみを減らそうと取り組んだ。2月から無農薬でライ麦を育て、6月初旬の収穫後は天日乾燥して煮沸消毒。さらに乾燥させてグラスに合う20センチ前後の2種類の長さに切った。ライ麦は170センチほどまで育ったが、ストローにできたのは真ん中部分の70センチ程度だった。
自然を感じさせるストローの穴は2~5ミリとさまざま。「え、ライ麦? 言われないと分からない」「何だかきれい」という声の一方、「昔は使っていた。懐かしい」と思い出す人も。使った後はコーヒー豆のかすと一緒に回収され、たい肥になって自然に返る。最後まで環境にやさしい。(小野靖久)