VW、ドイツ工場閉鎖検討 コスト削減で初

AI要約

ドイツ自動車大手VWが国内工場の閉鎖検討を明らかに。業界競争激化でコスト削減を目指す。

競争力強化のため人員削減や工場閉鎖も視野に。高級車ブランドアウディのベルギー工場も検討。

自動車メーカーの対策強化が必要とし、労働組合との協議も進める。VWにとって初のドイツ工場閉鎖となる可能性。

 【ブリュッセル共同】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は2日、ドイツ国内の工場の閉鎖を検討していると明らかにした。中国メーカーの台頭など自動車業界で競争が激化する中、コストを削減し、収益力を高める。VWが本拠地のドイツで工場を閉鎖すれば初となる。

 VWは、競争力を高めるための迅速な対策を講じなければ、車両工場や部品工場の閉鎖も「もはや否定できない」と強調した。人員削減も視野に入れており、労働組合と協議を進める。

 VWは、傘下の高級車ブランド「アウディ」の電気自動車(EV)を生産するベルギー・ブリュッセルの工場閉鎖も検討している。