〔欧州株式〕おおむね上昇=英0.21%高、独0.35%高(27日)

AI要約

欧州株式市場は27日におおむね上昇し、米利下げ観測や旅行・レジャー関連株の買いが支援要因となった。

主要株価指数はそれぞれ異なる動きを見せ、航空株やハイテク株が買われる一方、住宅株やエネルギー株が売られた。

個別銘柄では、バンズルやイージージェットなどが買われる一方、バラット・デベロップメンツやシーメンス・エナジーが値を下げた。

 【ロンドン時事】27日の欧州株式市場はおおむね上昇した。連休明けの英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前週末終値比17.68ポイント(0.21%)高の8345.46で引けた。

 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は前日終値比0.35%高、フランスCAC40種指数は0.32%安、ストックス欧州600種指数は0.16%高だった。

 米利下げ観測が引き続き相場の支援材料となる中、航空株など旅行・レジャー関連や銀行株が欧州市場をけん引した。注目度の高い米半導体大手エヌビディアの決算発表を翌日に控え、ハイテク株にも買いが入った。

 FTSEの構成銘柄では、流通大手バンズルが7.97%高、格安航空大手イージージェットが6.90%高と大きく買われた。航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)も1.98%高。一方、住宅株が軒並み売られ、バラット・デベロップメンツは6.56%安、バークリー・グループは4.32%安、パーシモンは4.31%安となった。

 DAXでは、自動車部品大手コンチネンタルが3.26%高、医療機器のザルトリウスが2.32%高、化学品商社ブレンタークが2.06%高と上昇。半面、エネルギー大手シーメンス・エナジーは1.37%安、不動産大手ボノビアは1.29%安、商用車大手ダイムラー・トラックは1.21%安と軟調だった。