〔欧州株式〕小動き=独0.09%安、仏0.18%高、英は休場(26日)

AI要約

欧州株式市場は週明けに小動き。ドイツ株式はわずかに下落し、フランスは上昇。英国市場は休場。欧州全体は動意に乏しく、米国の重要イベントに注目。

ドイツの企業景況感指数が低下し、市場に影響。DAX構成銘柄ではキアゲンが大きく売られる一方、不動産大手ボノビアが急伸。

フランスCAC40種指数ではウニベイル・ロダムコ・ウエストフィールドやトタルエナジーズが上昇。一方、STマイクロエレクトロニクスなどが下落。

 【ロンドン時事】週明け26日の欧州株式市場は小動きとなった。ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は前週末終値比16.08ポイント(0.09%)安の1万8617.02、フランスCAC40種指数は13.33ポイント(0.18%)高の7590.37で引けた。英国市場はサマー・バンクホリデーのため休場。

 ストックス欧州600種指数は0.08ポイント(0.02%)安の518.05で終了した。

 英国市場が休みのため、欧州市場全体が動意に乏しい展開となった。投資家は28日の米半導体大手エヌビディア決算、30日の米個人消費支出(PCE)物価指数に注目しており、重要イベントを控えた様子見ムードも強かった。ドイツのIFO経済研究所がこの日発表した8月の企業景況感指数が前月から低下し、ドイツ株の重しとなった。

 DAXの構成銘柄では、分子診断大手キアゲンが2.38%安と最も大きく売られ、製薬大手バイエルが1.11%安、航空機エンジン大手MTUエアロ・エンジンズが0.79%安で続いた。一方、不動産大手ボノビアは3.70%高と急伸。通販大手ザランドと総合電機大手シーメンスも、それぞれ0.48%高、0.42%高と買われた。

 CACでは、不動産投資信託のウニベイル・ロダムコ・ウエストフィールドが1.25%高、エネルギー大手トタルエナジーズが1.13%高、鉄鋼大手アルセロール・ミタルが0.77%高。半面、半導体大手STマイクロエレクトロニクスは0.73%安、福利厚生サービス大手エデンレッドは0.55%安、金融大手ソシエテ・ジェネラルは0.54%安で取引を終えた。