世界の太陽電池出荷量、上位5社に変動 中国企業の生産過剰や価格競争が激化

AI要約

再生可能エネルギーの調査会社InfoLink Consultingによると、2024年1~6月の太陽電池の出荷量ランキングに大きな変動があった。

24年に入ってから太陽光発電関連製品は生産過剰が続き、業界各社は価格競争を余儀なくされた。これを受け、業界各社は事業戦略の見直しを進めている。

出荷量ランキング上位5社のうち、通威集団と愛旭新能源はもともとモジュールを手がけているが、残りの3社はいずれも海外進出を計画しているという。

世界の太陽電池出荷量、上位5社に変動 中国企業の生産過剰や価格競争が激化

再生可能エネルギーの調査会社InfoLink Consultingによると、2024年1~6月の太陽電池の出荷量ランキングに大きな変動があった。

首位は中潤光能(SolarSpace)、2位は捷泰科技(Jietai Solar)で、それぞれ23年から順位を2つ上げた。3位は通威集団(Tongwei Group)で、順位を1つ下げた。23年に2位だった愛旭新能源(Aiko Solar Energy)は4位に転落。ランキング圏外だった英発集団(Yinfa Group)が同率4位に浮上した。

24年に入ってから太陽光発電関連製品は生産過剰が続き、業界各社は価格競争を余儀なくされた。これを受け、業界各社は事業戦略の見直しを進めている。一部の太陽電池メーカーはモジュール(太陽光パネル)製造に乗り出した。海外市場に活路を求めるメーカーもある。出荷量ランキング上位5社のうち、通威集団と愛旭新能源はもともとモジュールを手がけているが、残りの3社はいずれも海外進出を計画しているという。

(36Kr Japan編集部)