知らなきゃ損! バッテリーチューニングで愛車の走りが変わる、その理由とは?~カスタムHOW TO~

AI要約

バッテリーはクルマのエンジンを始動させるために必要な装置であり、充放電を繰り返して性能が低下することがある。

バッテリーの交換によるチューニングでは、バッテリーのサイズや性能を変更して軽量化や安心感の向上を図ることができる。

近年ではドライバッテリーやリチウムイオンバッテリーなど、軽量かつ効率の良いバッテリーが開発されており、効果的な選択肢となっている。

知らなきゃ損! バッテリーチューニングで愛車の走りが変わる、その理由とは?~カスタムHOW TO~

バッテリーはクルマで使う電気を一時的に蓄えておく装置であり、ここに溜まった電気でセルモーターを回してエンジンを始動させている。

電気の消費量が多くなるとバッテリーから給電し、またオルタネーターで発電した電気をバッテリーに止めておくなど常に電気を貯めたり放出して補ったりしている。一般的にバッテリーは3年から5年ごとに交換と言われている。それは徐々に劣化してバッテリーの性能が低下してしまうからだ。

もちろんそれは大切なことで、大きなトラブルにつながる前にバッテリーを交換する必要はあるのだが、せっかくなら純正品とはちょっと違うもので、さらに大きな効果を得たいと思うもの。そこでチューニングとしてバッテリー交換がある。

バッテリーは「40B24L」のように大きさと性能が示されている。この40はバッテリーとしての性能を示す。40よりも42の方がたくさん電気を貯められる。B24はサイズを示し、Lは端子が右側か左側かを示している。

この最初の数字が少し小さくなってもいいので、小型なバッテリーにすることで軽量化を目的にすることがある。普段乗りの車両ではあまりオススメしないが、サーキットメインのクルマではそういった選択肢もある。また、ひと回り小型なバッテリーにすることで、開いたスペースにオイルキャッチタンクを取り付けたりする場合もある。

さきほどの40B24Lのバッテリーを「42B24L」にするのがこの方法。貯められる電気が増えるのでバッテリー上がりには強くなったりする。とはいえ、エンジンのパフォーマンスがアップするかというと、そういうわけではないし、バッテリー自体が極端に長持ちするようになるわけでもない。

せっかく交換するなら、ワンランク上のものにして安心感を高めるようなイメージ。普段あまり乗らず、保管時間が長い場合には効果的。

通常のバッテリーは電解水がたっぷりと入っていてとても重いもの。その電解水をゲル状にしたり、媒体に染み込ませたりして内部の水分が少ないものをドライバッテリーと呼ぶ。最近ではリチウムイオンを使ったものもある。そういったバッテリーはとても軽く、軽さという意味でのチューニング効果が高い。